あなたは普段、『お金』とどのように向き合ってるだろうか?
言い方を変えてみよう、『あなたにとってお金とは何だろうか』。
答えは人によって様々だと思う。
「物やサービスへの対価」と答える人が多いかも知れないし「仕事の報酬や評価の物差し」と考えている人も中にはいるだろう。
「金は力さ、神よりよっぽど役に立つ」なんて答える人もいて「なるほどなぁ」と感心した記憶がある。

お金についてなんて考えたことないよ…

多くの人はひよこちゃんのような人が多いやろうから気に病む必要はないで!
お金について考えたことがない人から、節約や投資などお金についての勉強に励んでいる人にまで是非知っておいて欲しい考え方があるので紹介したいと思う。
僕はこの考え方ができるようになったおかげで「お金に対する本質」が見えるようになったと思っているし、実際に以前よりもお金の使い方が上手になったと自信を持って言える。

常にお金がなかった人間が、今や月3,000円~5,000円のお小遣いでそれなりに満足してるんやからなw
その考え方=お金に対する本質とは『お金とは価値と交換する道具』であるということだ。
お金と価値は等価交換
よくよく考えてみると当たり前ではあるが『物やサービス』には値札が貼られており、その値札の数字こそが『価値』を表すものである。
『物やサービス』を提供する側の価値観とそれらを消費する側の価値観が一致することで、消費側が『お金』という道具を使って『物やサービス』という『価値のあるもの』と交換している。

たしかに、突き詰めて考えるとそーゆーことだよね…
また『仕事の報酬や評価の物差し』に関しても同様で、仕事やサービスを受ける側の価値観とそれらを提供する側の価値観が一致することで、受けて側が『お金』という道具を使い提供側への『価値の対価』を支払っている。

残念ながら会社に雇われてるサラリーマンの99%は妥当な評価をされていないんやけど…それはまた別の機会に
どちらの場面も、お互いの価値観が一致したからこそ『お金と価値の交換』に至ったのであって、もちろん価値観が合わない場合には契約は成り立たない。
本能的に『価値』を意識しているが…

でも『価値』なんてそんなに意識したことないんだけど…

日常生活でお金を使う際には『本能的』に意識してるハズやで
実はあなたも本能的に『価値に対する対価』という意味でお金を使っている。
たとえばスーパーマーケットに買い物に行ったとき。
陳列する食材や調味料などの値札を見て「お、これはお買い得だな」とか「この野菜が欲しかったけどめっちゃ高いなぁ」などと考えながら買い物をしているはずだ。
これはあなたにとって「価値があるかどうかの判断している」とも言い換えることができる。
今回の事例でいうなら、普段からスーパーマーケットで食材や調味料などの買い物をしているからこそ『価値』をある程度把握しており、過去の値段や普段の平均価格を購入の判断材料にしている。
『価値』を強く意識することが重要

普段スーパーで買い物をしない人が「安かったら買ってきて」って言われたらどう思う?

普段の値段がわからないから安いかどうかの判断がつかないよ…

それは言い換えると価値がわからんってことにならん?
スーパーマーケットでのお買い物など、普段のありふれた日常生活では何度も何度も同じような場面に遭遇することで価値の判断基準が生まれ、その価値の判断能力を磨き上げることができている。
しかし困ったことに普段とは違う場面、つまり「非日常」な場面が訪れた場合に『価値の判断』が上手くできなくなってしまうのだ。

もし、ひよこちゃんが家を買うとしたらどんな家が欲しい?

えーー、やっぱり自分で設計した間取りで、広いリビングにゆったり入れるお風呂、収納もたくさんスペースをとって、あとは大きな庭でBBQしたり…etc.
非日常な場面、とくに「大きな金額の買い物」では価値の判断が正常にできなくなってしまうことが多い。
それは様々な要因があるが1つには「今まで経験の少ない(したことのない)価値の比較、判断を強いられる」ということがある。
それに加えて「せっかく大きな買い物をするんだから少しぐらい予算をオーバーしても…」などの間違った方向(語弊があるが…)への気の強さが出てしまったりもする。
非日常での価値の判断でこそ『価値を強く意識する』ことが重要になってくる。
ほんとうにそれらのモノが必要なのか、それは「ほんとうに価値のあるものかどうか」ということである。
価値観は十人十色、周りの意見に流される必要はない

でも『価値』って何で判断するんだろう…
『価値』というものは人それぞれに違う。
それは「価値の判断基準」が人それぞれに違うのもあるし、「持っているお金の多少」によっても変動する。
他人が言う「○○には絶対価値があるから持った方がいいよ」といったことは、あくまでその「相手にとって価値のあるもの」であって、「あなたにとって価値のあるものではない」ということは肝に銘じておくべきだ。

他人にとって価値があるもの=自分にとって価値があるものではない、これはお金だけじゃなく、全てのことに当てはまるで!!
逆に「他人にとって価値のないもの」でも「本人にとって価値のあるもの」ということも大いにある。
個人的な話で恐縮だが、僕は絵が下手である。
しかしブログを始めた時からずっと「自分だけのオリジナルアイコンやブログのヘッダー画像が欲しい」と思っていた。
僕が絵の練習を数百時間したところでうまくなる保障もないし、そんな余裕のある時間がそもそもなかった。
そこでとあるサイトを利用し、お金を支払うことで絵を描いていただいた。
このことを他人に話した結果「そんなに高い金額を支払ったの?w」と多くの人に言われたが、僕は想像以上に満足しているし、むしろ安すぎた金額だと思っている。

価値ってのは十人十色、人の数だけ価値観が違うんやで

他人の価値観に流されずに、自分の価値の基準をしっかり持っておくことが重要なんだね!
先ほどの「家」の話で言えば、本来の家の役割というものを考えれば「広いリビング」や「BBQができる庭」などは不要なもの、すなわち『浪費』にあたるものである。
しかし、こういったものを所有することで心が満足する、つまり『精神的な価値』があれば本人にとっては『お金と交換する価値のあるもの』になるのだ。

ただ精神的な価値を得るには多額のお金が必要になることを忘れんといてな
まとめ お金とは価値と交換する道具である
今回は、あくまでお金に対しての1つの考え方として知っておいて欲しい事である。
今までお金との付き合い方がうまくいってない人にとって、お金に対する意識を持つことや意識を変えることは非常に重要なことだ。
『金額で判断をする』のではなく『価値で判断をする』ことがなによりも大切なお金に対する考え方であると思っている。
買い物をする場合は「これには○○円の価値があるかな」とか、自分のお給料なども「自分には○○円の価値があるんだな、○○円の価値しかないんだな」と考えるところから始めてみよう。
この記事を最後まで読んでくれた人は、すでに『お金の見え方』が変わっているはずである。
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